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銀行のフリーローンを利用するときの必要書類とは…収入証明は不要?

銀行でお金を借りるとなると、自動車購入時のカーローンや、家を購入するときの住宅ローンなど、何かの目的に沿ったローンしかできないと思われる方もいらっしゃる方もいるかもしれません。
しかし、多くの銀行では使途にとらわれない「フリーローン」という商品を取り扱っているのです。
申し込みの際、金額によっては「収入証明不要」となっているケースも多く、様々な商品があるため、今フリーローンを申し込む人が増えています。
しかし、誰でも利用できるというわけではありません。
今回は、フリーローンの申し込み時に準備しておいた方が良い必要書類等について調べてみました。お申し込みの前に是非一度チェックしてみてください。

そもそも…銀行フリーローンってどういうものなのか知っておこう!

○○で必要なのにそのための費用がない!となった時に便利なのがローンですよね。
例えば、家を購入するときは住宅ローン、車を購入するならカーローンのように銀行では様々な目的に沿ったローン商品を提供しています。
では、フリーローンとはいったいどのようなものなのでしょうか?

フリーローンはその使い道を限定されていないケースが多い!

フリーローンという言葉にピンとこない方もいらっしゃるかもしれません。
銀行によってはフリーローンではなく、多目的ローンという商品名を使っているケースもあります。
フリーローンは単純に言うと個人向けの無担保・無保証の貸し付けのことです。
ここでポイントとなるのが、無担保・無保証というところで、担保も保証人も要らないことから比較的申し込みがしやすいローンとなっています。
また、住宅ローンやカーローンとは違い、その使い道も限定はされていません。
例えば、旅行資金にしたいというものでも大丈夫ですし、歯列矯正の費用や、家具・インテリアの購入費用なんて言う場合もOKです。
目的別ローンではカバーしきれない、個人のそれぞれの事情に合わせて自由に利用できるというのが最大の利点となります。
ただし、注意が必要で、多くのフリーローンで、以下の目的では利用できないとなっている場合があります。

  • 事業を行うための資金
  • 投機性資金
  • ギャンブル(遊興)の為の資金
  • 家賃や生活費などの日常的に使われる資金

なんとなくお金を借りたい…なんていう理由ではフリーローンは利用できません。
○○のために必要というように明確な目標を持って利用するべきローンとなります。

フリーローンは1度借りたら後は返済をするのみとなります

昨今、カードローンがどんどん浸透していますが、カードローンとフリーローンでは決定的な違いがあります。
それは、カードローンは限度額の範囲内であれば、何度も借り入れ・返済をすることができますが、フリーローンは一度借り入れしたら後は基本的に返済していくのみとなります。
何らかの事情で再びフリーローンを利用したい場合は、再度申し込みをし、審査を受ける必要があるのです。
この点が、カードローンとフリーローンでの大きな違いとなり、カードローンの方が使い勝手が良いと思われるかもしれません。
しかし、多くのケースで、カードローンよりもフリーローンの方が金利が低めに設定されているので、利用したい目的が限定されていて、べつに何度も借り入れする必要がないという方の場合、フリーローンの方が向いているかもしれません。
ケースバイケースでご自分に合った方を選択しましょう。
【こちらの記事も参考にどうぞ!】
銀行や消費者金融で借入前にカードローンとフリーローンの違いを知る

無職や専業主婦でもフリーローンは利用できるの?

フリーローンという名前ですが、端的に言うと借金となります。
返済は必ずしないといけません。
そのため、基本的には無職の方が申し込むことは不可能です。

多くのフリーローンでは、「○万円以上」などの年収制限や「勤続年数○年以上」などの条件が付いています。また、パートやアルバイトの方の利用はOKとなっているケースもあります。

そのため、無職の方は、まず継続して安定した収入が得られるよう何らかの職に就いてから申し込みを行うようにしましょう。

では、専業主婦の方はどうかというと、これはケースバイケースで異なります。銀行によっては「専業主婦の方不可」となっている場合もありますし、「専業主婦でも配偶者に年収○万円以上あれば申し込みできます」となっている場合もあります。

各銀行の貸し付け条件に記載されていますので、申し込みの前に必ずチェックするようにしましょう。
【こちらの記事も参考にどうぞ!】
専業主婦も借りたい!家族に内緒で借りられるフリーローンの見つけ方

銀行フリーローンに申し込むときの必要書類ってなに?

銀行フリーローンを利用するためには申込みを行う必要があります。
申込みは銀行窓口だけではなく、インターネットや郵送などでも行うことができるようになっています。
申込時には様々な書類が必要となりますので、忘れず準備をするようにしましょう。

必要書類は銀行ごとに異なるので前もって確認を!

実は、必要書類はすべてのフリーローンで統一されているわけではありません。
申込先の銀行によって、必要とされる書類は異なってきます。
必ず申し込み前に必要な書類をチェックしておくようにしましょう。不明な点は直接電話などで確認を取ることをオススメします。
しかし、多くの銀行で必ず必要と言われる書類もいくつかありますので、その代表的なものを紹介します。

本人確認書類はどんなフリーローンでも必ず必要です!

まず、すべての銀行フリーローンで必ず必要となるのが、本人確認を行うための書類です。
これは、申込者と契約者が本当に同一人物かどうか、きちんと実在しているかどうかという点を確認します。
また、申し込み内容の氏名・住所・生年月日などに偽りがないかという点についてもチェックしているのです。
本人確認として有効な書類は以下のようなものが挙げられます。

  • 運転免許証
  • パスポート
  • マイナンバーカード
  • 顔写真つきの住民基本台帳カード

基本的には顔写真があるものが有効です。これらの場合はいずれか1点があれば問題ないというケースがほとんどでしょう。
では、上記の物を持っていないという方の場合はどうなるのでしょうか?多くのケースでは、2点以上の証明書を準備する必要があります(中には下記のうち1点でもOKというケースもあります)。

  • 健康保険証
  • 住民票
  • 印鑑証明書
  • 公共料金の領収書

そして、住所の変更などで、現在の住所と証明書の住所が異なる場合は、これらの他にも現住所を証明する書類なども必要となります。

  • 納税証明書
  • 公共料金の領収書
  • 社会保険料の領収書

申込みをする前に住所変更などをきちんとしておいた方が良いでしょう。

使い道が確認できる書類が必要になるケースもあります

フリーローンの場合、銀行によっては、その使い道となる請求書や契約書、注文書などが必要となるケースがあります。
また、融資後に支払い証明書や領収証など、きちんとその使い道にお金を使用したという証明の提出が必要となるケースもあるので、チェックしておきましょう。

収入証明は提出が必須なケースと状況に応じて必要なケースがある

ローンの申し込みのときに定番となっている収入証明の提出ですが、これは、銀行や商品、借入金額により、あらかじめ収入証明の提出が必要なケースと、不要なケースがあります。
収入証明不要となるケースは借入金額が少ない場合です。
借り入れ金額が1~100万円程度の場合収入証明が不要となっているフリーローンもあります。
もちろん、金額にかかわらず収入証明が必要となるフリーローンもありますので、申し込みの前に必ずチェックしましょう。
収入証明として有効な書類は以下のようなものがあります。

  • 源泉徴収票
  • 住民税決定通知書
  • 課税証明書
  • 確定申告書
  • 納税証明書(その1・その2)

また、審査の状況等によっては収入証明は必要ないと言われていたのに「やっぱり提出してください」と言われる場合もありますので注意しましょう。

インターネットで申し込み…必要書類はいつまでに準備すべき?

銀行フリーローンの場合、以前は申し込みの時は窓口まで出向く必要がありましたが、現在ではその状況も変わってきています。
インターネットの普及により、WEB申し込みを利用して一度も窓口に行くことなく融資を受けることも可能となったのです。
では、インターネットで申し込みをする場合、必要書類はどのタイミングで準備をしたらよいのでしょうか?

必要書類が必要になるタイミングは銀行によって異なります

必要書類を確認するタイミングは銀行ごとで違います。そのため、申し込み時に本人確認書類を提出する必要がある銀行もありますし、仮審査が終わり契約へと移行する時点で本人確認書類が必要となるケースもあるのです。
また、本人確認書類の提出方法も銀行により異なるので注意が必要です。

もちろん窓口に持っていく必要がある銀行もありますし、無人契約機で契約できるケース、郵送・FAXでの受け付けをしていたり、デジカメなどで撮影しアップロードするなんていう方法もあります。

では、具体的に1つのフリーローンを例に挙げながら説明していきましょう。

りそな銀行「りそなプライベートローンJ」の申込みの流れは?

ここでは、りそな銀行のフリーローン「りそなプライベートローンJ」の申込みの流れをご紹介していきましょう。
まず、簡単に貸し付け条件を見ていきます。

利用できる人 ・日本国内に在住している
・申し込み時に満20歳以上、完済時に満71歳未満
・継続して安定した収入がある
・保証会社の保証が受けられる
※専業主婦・学生は不可
使途 ・健全な消費性資金なら可
※事業性資金は不可
利用可能額 10~300万円
金利 年6.5%・9.5%・12.0%・14.0%のいずれか固定金利
※金利の決定はりそな銀行が行います
返済 元利均等払い
保証人・担保 原則不要
保証会社 株式会社ジェーシービー

つづいて必要書類です。
りそなプライベートローンJでは基本的に本人確認書類のみが必要となっています。ただし、申し込み内容、保証会社の判断によってはそのほかの書類が必要となるケースがあります。
本人確認書類は原則運転免許証となっています。
では、申し込みの流れですが、まずはインターネットから申し込みを行います。申し込み時に口座は不要ですが、契約までに開設する必要があります。
インターネットで申し込みが完了すると審査が行われます。審査は最短で2時間ですが、営業時間外の場合は次の日になる事もあります。
審査結果は基本的には電話またはメールにて連絡が入ります。場合によっては郵送となるケースもあるようです。
審査に通ると契約手続きに入ります。契約はWEBで行うことが可能です。この時点で必要書類を提出します。
WEB契約での提出の仕方は、画像を撮影し、所定の場所にアップロードするという方法になります。
この時、収入証明などの追加の書類が必要な場合は連絡が入りますので、必ず提出するようにしましょう。
確認書類のチェックが終わり契約が完了すると口座に融資金額が振り込まれます。
りそなプライベートローンJではこのような流れとなっています。他の銀行では、この後に支払いの証明をする書類(領収書など)の提出が必要となるケースがあるので注意しましょう。

収入証明不要だからといって申込時にウソの申告は絶対ダメ!

フリーローンの利用の場合は、即日に融資を受けることは難しいかもしれません。あらかじめ前もって申込みをするようにしましょう。
また、スムーズな契約の為には必要書類は申し込みの前にあらかじめ準備をしておくと安心です。

収入証明不要な場合でも申し込み時にウソを書くのはNGです

カードローン同様、フリーローンでも申込者の収入は重視されます。
やはり、年収が低い方に比べると、年収が高い方の方が審査にも有利ですし、融資金額も多く借り入れできます。
しかし、どうしても収入に比べて多く借り入れしたいということもあるかもしません。
例えば300万円の借入までは収入証明不要となっている場合、どうせバレないだろうからと収入を実際よりも大きく書きたくなるかもしません。
やはり、300万円借り入れするときに、年収300万円では不利なのは否めません。
実際年収300万円の方が、バレないだろうと年収600万円とウソを書きたくなるかもしれませんが、これは絶対にやってはいけませんのでやめておきましょう。
銀行や保証会社は、アナタの申し込み内容をもとにチェックしています。たとえば勤続年数の割に収入がやけに多いなど、違和感を覚えれば、収入証明の提出を要求してくるかもしれません。
その時に、ウソがばれてしまうと絶対に審査は通りません。
また、勤続先についてウソをつくケースもあるようですが、銀行によっては、勤続先に在籍確認の電話をする場合があります。
ウソをついて申し込みを行う事は契約違反です。バレてしまう可能性も高いですし、バレた時のマイナスダメージも大きいので絶対にやめましょう。
【参考記事】
絶対に知っておくべき!フリーローン審査に通らない理由

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