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審査基準や借り換えはどうなっているの?ろうきんのフリーローン

ろうきんとは労働金庫のことで、労働組合などの働く人たちが助け合う目的で設立され、他の金融機関と同様に預金や融資を行っています。
全国に13のろうきんがあり、各地域のろうきんの営業エリア内にお住まい、お勤めであれば、原則どなたでも利用できます。
ろうきんには他の金融機関のように、住宅ローンやマイカーローンなどのローンサービスがあり、もちろんフリーローンもあります。
実際にろうきんのフリーローンを申し込むとき、銀行とは違って審査がどうなっているのか、借り換えはできるのか、審査に落ちたらどうしようか、などと考えられるでしょう。

どんな商品なのか?ろうきんのフリーローン

ろうきんのフリーローンは、結婚資金や旅行費用など、様々な用途に応じて使用できるようになっています。
金利利率や融資金額については各エリアのろうきんで異なりますが、金利は変動金利型と固定金利型の2通りあります。
返済方法は元利均等毎月返済と元利均等毎月・加算月併用返済の2通りから選ぶことができ、計画的に返済できます。
保証はろうきんが指定する保証協会などが行い、保証料はろうきんが負担する場合があり、エリアごとで保証方法が異なります。
中央ろうきんの場合、融資金額は最高500万円までで、最長10年の融資期間が設けられています。
金利については一般の利用者と組合員とでは異なり、変動金利と固定金利でも違いがあり、中央ろうきんの場合は以下のようになっています。

利用者 変動金利 固定金利
団体会員の構成員 5.825% 7.000%
生協会員の組合員または同一生計家族 6.105% 7.280%
一般の勤労者 6.325% 7.500%

団体会員の構成員とは、中央ろうきんに出資している労働組合・公務員等団体・勤労者のための福利共済を目的とした団体の構成員です。
一般の勤労者は、中央ろうきんの場合は関東1都7県に住む人で、団体会員の構成員や生協会員の組合員以外の人のことです。

組合員じゃなければどうなる?ろうきんの審査基準

ろうきんのフリーローンの申し込み方法は、近くのろうきんの店舗窓口で直接申し込むか、インターネットから申し込むといった方法があります。
窓口で申し込む場合は担当者から直接話を聞いて手続きを進めていきますが、インターネットからはまず管轄のろうきんを調べ、自身の住む地域に対応しているろうきんに申し込みます。
ホームページには「フリーローン」または「無担保ローン」といった表記があり、そこにある「仮審査申込み」をクリックして進めます。
必要な情報を入力して送信すれば審査手続きは完了し、結果が返信されて審査が通れば融資が受けられます。
ろうきんによっては申込書を印刷してFAXで送信する方法を行っているところもあるので、申し込むろうきんの情報を確認しましょう。

フリーローンを利用するために!必要になる資金使途に関する書類

ろうきんのフリーローンの場合は、必要書類に「資金使途を証明する書類」の提出が求められるので、見積書や請求書などの金額がわかるものを用意しておきます。
ろうきんによっては、利用者によって条件に応じて資金使途に関する書類が必要かどうかがわかれるので、そのあたりも確かめておきましょう。
また、組合員でない勤労者がフリーローンを利用する場合は、この書類のほかに健康保険証や運転免許証の提示を求められることが多いです。
組合員の場合は組合を通じて情報が確認できるため、多くの書類を求められることはなく、組合員以外だとその情報が組合を通じて確認できないため、書類が多くなります。
ろうきんのフリーローンは審査に時間がかかることが多いので、書類に不備があるとさらに時間がかかるので、その辺に注意して申し込みましょう。

なぜ落ちたのか?フリーローンの審査に落ちたときに考えられること

ろうきんは銀行や消費者金融と異なる非営利組織ということもあって、フリーローンの審査基準はそれらより厳しいものになっています。
利息が多く受け取れないこともあり、審査には特に注意が必要で、以下のような人は審査に落ちる可能性が高いです。

  • ろうきんの組合員でない
  • 資金使途が不明確
  • 申し込み条件を満たしていない

まず、ろうきんの組合員でないと審査が厳しくなり、組合員だと優遇されるので審査が通りやすくなり、そうでないとフリーローンが利用できないことが多いです。
先ほどの内容で資金使途を証明する書類が必要なことから、資金使途が明確でないと、たとえフリーローンでも利用はできません。
フリーローンを利用する目的に応じて見積もった金額に問題があり、追加で費用が掛かるとなれば、計画性がなくなることも考えられます。
ろうきんによっては勤続年数や収入金額などで条件を決めていることがあり、数値を定めている条件を満たしていないと、融資が受けられません。

他に銀行や消費者金融のローンの融資で不利になる情報がある場合、またはそれらの審査で条件を満たしていない場合は、ろうきんのフリーローンでも審査に落ちます。
借入金額や借入件数が多かったり、年収が少なかったり、過去に延滞や債務整理をしたことがあったりすると、審査に通りにくくなります。

【こちらの記事も参考にどうぞ!】
絶対に知っておくべき!フリーローン審査に通らない理由

借り換えはできる?フリーローンの使用目的

ろうきんのフリーローンは様々な用途で利用できるので、もちろん設定された融資金額の範囲内なら、借り換えも可能です。
ろうきんのフリーローンは金利が低いので、高い金利で借りて返済している場合は、ろうきんに借り換えて返済しやすくすることも可能です。
リボ払いやキャッシング、カードローンなどで、複数の金融機関から借り入れや返済をしている人にとっては、それらを一本化することもできます。
ろうきんのフリーローンをおまとめローンとして利用すれば、低金利で返済することができるので、今までよりもさらに返済しやすくなります。
ろうきんによっては融資金額や金利が異なり、また組合員とその他の勤労者で利用条件に違いがあるので、それらに注意する必要があります。

ろうきんのフリーローンは、一般的な銀行や消費者金融とは違い、組合員でないとフリーローンが利用できないという印象です。
しかし、組合員でなくても資金使途が明確であれば、たとえ組合員と金額や金利が違っても、目的に応じて利用できるので、審査の申し込みを検討してみるのも重要です。
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